テニス全仏オープン
いよいよ大詰めを迎えた全仏オープンテニス。
毎日WOWOW見て寝不足の方もいらっしゃるでしょう。僕も学生時代テニス部だったので、思い入れの強いスポーツです。
今年はコロナ禍で、いつもの時期に行われず、秋口で寒く、選手も長袖でプレーしてたり、いつもと違う姿を見ることが出来ました。
そして今大会から公式球が新しくなり、それが選手を戸惑わせてるとかいないとか。
飛ばなくなったらしいですよ。
じゃあ、飛ばないボールに対してどう対処するかと言えば、力任せに振る!と、やっぱりフォームを崩したり怪我の要因にもなるので、大抵の選手はガット(ラケットに張ってある弦)のテンションを緩めます。
硬式テニスだと50~60ポンドの力で引っ張ってガットを張ってるんですけど、それを少し緩めると飛距離が伸びるんですよ。
実際今大会中にいつもより緩くしたラケットをオーダーする選手が多く見受けられました。何なら試合中に頼んだ選手もいたほど。
僕らローカルプレーヤーには分からない微妙な違いが華麗なプレーを演出しているんですね。
ここ10年ほどテニス界をリードし続けたBIG4と呼ばれる4人の中の2人(あとの2人はフェデラーとマレー)です。
試合展開予想なんかを書いてもしょうがないので、テニスはよく知らないんだよね…って人はここに注目!
「ナダルのルーティン」
プロ選手はルーティンを大事にする方が多いです。
イチロー選手が投手に向かってバットを立てながら構えたり、朝ごはんはカレーと決めていた。なんてのが有名ですが、ナダルもなかなか凄くて、コートの横に選手用のベンチがあるんですけど、そこに置くドリンクの位置や向きなんかもピシーッと決めてます。
そして、サーブを打つ時の、地面にボールをつく回数、髪の毛をかきあげる動作などなど、全てが決まってて面白いです。神経質なんでしょうね。毎回張り替えるラケットのガットも、何年もテンションも同じままだそうで。
ところが!今回の新公式球だけは、ナダルもガットのテンションを下げたそうです。何も変えない男を変えたボール。テニス界最強なのはナダルよりボール。なのかもしれませんよ…